狭心症

angina

狭心症とは狭心症とは

予防医療

狭心症とは、心臓の冠動脈が詰まって酸素や栄養分が全身に届きにくくなる疾患です。基本的には締め付けられるような胸の痛みや息苦しさといった症状を現します。血液の流れが悪くなると酸素の運搬が難しくなるため、心筋梗塞などの合併症を引き起こす恐れがあります。そのため、早期の発見と治療が重要です。

狭心症になりやすい人の特徴

以下のような人が狭心症になりやすい可能性があります。

  • 狭心症の既往がある家族がいる
  • 肥満(メタボリック症候群など)
  • 糖分、塩分が多い食事を好む
  • 運動不足
  • 喫煙
  • ストレス
  • 糖尿病、高血圧脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症などの合併症がある

これらは狭心症のリスク因子です。狭心症リスクを正確に評価するためには、医師の診察を受けることが必要です。

里村医院では循環器内科の専門医が採血・心電図、心臓超音波検査などのデータをもとに専門的に診断いたします。Web予約いただくと待ち時間なく診察を受けられますのでぜひご予約ください。

狭心症を放っておくと

症状

  • 初期症状はほとんどありません。心臓の冠動脈の内腔が7割覆われると、狭心症の症状を認めると言われています。
  • 階段を登った時などの運動時に胸が締め付けられる症状だったり、押されるような症状があります(数分で消失)。
  • 重度になると安静時にも症状を認め、その頻度が多くなったり、持続時間が長くなります(胸部付近の症状の他に、顎や肩、歯が痛いなどの症状を感じることがあります)。

心筋梗塞や心不全といった重大な合併症を引き起こす可能性

狭心症は心筋梗塞に進行しやすいと考えられます。

また心不全を発症するリスクが高まります。心筋梗塞や心不全への進行を防ぐためにも早めの対処が必要です。

治療

カテーテル検査を行い、狭くなった血管にステントを挿入する治療を行います。その後再発予防のために生活習慣の改善などに努めることで症状の進行を遅らせたり、合併症のリスクを低減することができます。

狭心症の原因

狭心症の原因は、多くが動脈硬化と言われています。
動脈硬化とは、さまざまな要因で血管が硬くなり狭くなってしまう状態です。血管の流れが悪くなることで、心臓に十分な酸素や栄養を送ることができなくなり、胸の痛みや息苦しさといった症状を現します。しかし、動脈硬化は運動習慣やバランスのいい食事、禁煙など生活習慣の改善を行うことで予防することができます。

狭心症は病態ごとに治療方法が異なるため、まずは医療機関でご自身の病態を確認することをお勧めします。

狭心症の種類

上記で狭心症の原因の多くは動脈硬化だと述べましたが、まれに動脈硬化とは関係なく発症する症状もあります。運動やストレスの影響により狭心症は3種類に分類でき、動脈硬化に関係するものが2種類、関係しないものが1種類あります。

動脈硬化によって起こるもの

  • 安定狭心症(労作性狭心症)

    発作の頻度や持続時間、強度などが一定の狭心症です。また一定の運動をすると症状が出る場合、労作性狭心症といいます。
  • 不安定狭心症

    安静にしている時でも発作が起こる状態をいいます。冠動脈が完全には詰まってはいないものの、詰まる前段階であり心筋梗塞に移行する可能性が非常に高いため、危険な状態です。

動脈硬化とは関係なく起こるもの

  • 異型狭心症(冠攣縮性狭心症)

    就寝中や日中安静にしている時に、胸の痛みや息苦しさを感じます。普段は正常な冠動脈ですが、一時的に冠動脈の痙攣が起こることで狭心症の症状を現します。若い女性に多く見られます。

狭心症の診断方法

動悸のタイプ
  • 心電図検査

    心臓の活動を計測する検査です。血液の流れが滞っていることを確認することができます。一番基本的な検査とされています。
  • 運動負荷試験

    負荷のかかる運動をして心拍数などを測定する検査です。心臓に負担がかかった時に狭心症の症状が現れるのかを見ていきます。
  • ホルター心電図

    24時間以上心電図を計測する検査です。普段現れにくい変化でも日常生活の中で狭心症の症状が現れることがあります。日常生活での症状を見ることで正確な診断が可能です。
  • 冠動脈CT

    心臓を栄養する冠動脈を撮影する造影検査です。カテーテル検査と比べて負担が少ない検査です。
  • カテーテル検査

    手首や足の付根(鼠径部)からカテーテルを挿入して冠動脈の狭窄を確認する検査です。狭窄を確認した場合、ステント治療を行うこともあります。狭心症を診断するためには必須の検査です(ほとんどの場合入院して行います)。

里村医院の狭心症の治療法

動悸のタイプ

狭心症の治療法は、主に以下のものがあります。

  • 生活習慣の改善

    高血圧脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病の悪化が狭心症のリスクを増加させることが知られているので、それらの生活習慣病の管理を里村医院では血液検査などの検査を通じて定期的に管理をしていきます。
  • 薬物治療

    生活習慣病に対しての投薬管理とともに、狭心症を発症した人に対して再発予防として抗血小板薬の内服を中心として管理していきます。

狭心症の治療

これらの治療法を組み合わせて治療を行うことが大切です。
里村医院ではさいたま市北区大宮のかかりつけ内科クリニックとして狭心症患者様の窓口になります。狭心症と指摘された方、もしかしたら狭心症かもと気になっている方は下記より外来の予約をお願いいたします。待ち時間少なく診療いたします。

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