点滴&注射で日焼け対策できるって知ってましたか?
日焼け止めや日傘だけでは防ぎきれない“うっかり日焼け”や、肌のゴワつき、くすみ…。そんな悩みにアプローチできるのが、点滴&注射による“インナーケア”。
紫外線のダメージを体の内側からケアし、透明感ある肌を目指すなら、ビタミンCやグルタチオンの点滴治療が効果的です。

日焼けをするタイミング

日焼けはこんなタイミングに起こります。
- 通勤・通学中に徒歩や自転車で移動する時
- 車の運転中(助手席であれば左腕)
- 雨の日や曇りの日でも外出している時
- 窓際での作業・読書・家事(室内でも)
- 屋外スポーツや散歩、ガーデニングの最中
- レジャーや旅行で日傘が使えないシーン(海・山・テーマパークなど)
- 買い物やゴミ出しなど“ちょっとそこまで”の外出
- 冬の晴天時や春先
日焼けと聞くと夏のレジャーを思い浮かべがちですが、実は私たちは1年を通して紫外線を浴びています。特に注意したいのが、通勤や買い物などの日常的な外出。日傘がさせないタイミングや、短時間でも紫外線は確実に肌へダメージを与えます。さらに曇りの日でも紫外線の約60~80%は地上に届いており、油断できません。
また、車の窓ガラスや自宅の窓からも紫外線は侵入し、長時間同じ場所にいると室内でも“うっかり日焼け”することがあります。

- 春先から紫外線量は急増し、5〜8月がピークですが、冬の晴天日も意外と侮れません。毎日の積み重ねが将来の肌に大きく影響するのです。

肌タイプ別!注意したい日焼けのタイミング

肌タイプによって、注意したいタイミングは様々です。
ご自身のタイプを理解しながら適切なケアと対策を行いましょう。
乾燥肌の方が注意したいタイミング
- 朝の外出直後(保湿が不十分な状態で紫外線に当たる)
- 冬の晴天日(乾燥+紫外線のダブル刺激)
- 冷暖房で乾燥した室内での長時間の窓際作業
乾燥している肌はバリア機能が低下しており、紫外線のダメージを直接受けやすくなっています。朝のスキンケア後すぐの外出や、保湿が不十分なまま外に出ると、シミや炎症の原因になることも。特に冬の紫外線は気づきにくいですが、乾燥との相乗効果で肌老化が進みやすいため要注意です。
脂性肌・ニキビ肌の方が注意したいタイミング
- 日中の屋外活動(汗や皮脂が増えやすい)
- 汗ばむ通勤・通学時
- べたつきが嫌で日焼け止めを塗らずUVケアを避けてしまう
脂性肌やニキビができやすい方は、「日焼け止めは肌に負担」と敬遠する傾向がありますが、紫外線は皮脂酸化を促し、毛穴詰まりや炎症を悪化させる原因にも。汗や皮脂が多くなる日中の外出時こそ、UVカットアイテムを“肌に合ったもの”で上手に使うことが大切です。
敏感肌の方が注意したいタイミング
- 油断しやすい曇りの日や雨の日
- 気温の変化や花粉と紫外線が重なる春先
- 強風や大気汚染とセットで外出する日
敏感肌の方は、紫外線以外の外的要因(花粉、乾燥、PM2.5など)にも反応しやすく、バリア機能が乱れがちです。曇天時や気温が低い日でも紫外線は降り注いでおり、油断しやすいシーズンにこそ注意が必要です。春は紫外線の量が急激に増えるので、意識的なケアが重要です。
日焼けで何が起こる?【その正体と仕組み】
正しいスキンケアの実践
日焼けは、太陽の光に含まれる
「紫外線(UV)」によって引き起こされます。
紫外線は大きく分けて3種類あります。

| 紫外線の種類 | 特徴 | 肌への影響 |
| UVA | 一年中、曇りの日でも たくさん降り注いでいます |
肌の奥(真皮)にまで届き、 シワ・たるみの原因に |
| UVB | 特に夏に強くなり、 肌の表面に影響します |
肌表面を刺激して、 炎症・赤み・シミ・そばかすの原因に |
| UVC | 通常は空の上のオゾン層で 吸収され、地上には届きません |
基本的に私たちの肌に 影響はありません |
-
- 室内や照明・LEDライトでも日焼けする?
通常の室内照明(蛍光灯・LEDライト)には、紫外線はほとんど含まれていないため、日焼けの原因にはなりにくいとされています。
しかし、窓際での紫外線には要注意。ガラスはUVBをある程度防げますが、UVAは透過するため、長時間同じ場所にいると室内でも“うっかり日焼け”することがあります。
肌バリアはどう壊れる?日焼けのメカニズム

健康な肌には、紫外線や乾燥などの外的刺激から守る「バリア機能」が備わっています。
しかし、紫外線が肌に当たると、このバリア機能が破壊され、以下のような反応が起こります。
1.紫外線が表皮に届く
肌の最も外側にある「角質層」は、細胞がレンガのように積み重なり、その隙間を保湿成分がセメントのように埋めてバリアを形成しています。しかし、強力な紫外線はこのバリアを突き抜け、肌内部の表皮にまで到達します。2.メラノサイト(色素細胞)が刺激され、メラニンを過剰生成
これは本来「肌を守るため」の反応ですが、過剰になると色素沈着(シミ・そばかす)に3.UVAが真皮層に達すると、コラーゲンやエラスチンが破壊される
肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみの原因に4.UVBによる炎症反応
赤みやヒリつき、場合によっては水ぶくれになることも
肌の一番外側にある「角質層」は、レンガを積んだように細胞同士がぴったりと並び、そのすき間を“セメント”のような保湿成分が埋めています。
紫外線はこの構造を乱し、角質をはがれやすくしたり、保湿力を奪ってしまうため、肌の防御力が低下してしまいます。その結果、外からの刺激を受けやすくなり、ダメージがどんどん蓄積していくのです。
日焼けがもたらす二次的ダメージとその原因
| 肌トラブル | 原因 | 解説 |
|---|---|---|
| シミ・そばかす | メラニン色素の過剰生成 | 紫外線から肌を守るために作られた 色素が、排出されずに定着 |
| シワ・たるみ | 真皮層のコラーゲン破壊 | UVAにより肌の構造がゆるみ、 たるみや深いシワに発展 |
| 肌のくすみ | ターンオーバーの乱れ | ダメージで角質が厚くなり、 光を反射しにくくなる |
| 乾燥・ バリア機能の低下 |
ターンオーバーの乱れ | ダメージで角質が厚くなり、 光を反射しにくくなる |

- 日焼けは「一時的な赤みや焼けた肌」で済むものではなく、将来的な肌老化(光老化)を進める大きな要因です。しかもそのダメージは、“見えないうち”から蓄積されています。だからこそ、日々の紫外線対策と、内側からの抗酸化ケアがとても重要になります。

一般的な日焼け対策
日焼け止めの使用
肌に直接塗ることで、紫外線の侵入を防ぎます。こまめな塗り直しが大切で、汗や水で落ちやすいので注意が必要です。
帽子・日傘の活用
物理的に紫外線を遮るアイテムとして、UVカット加工されたものを選ぶことで、顔や首へのダメージを大幅に軽減できます。長袖やアームカバーなど、紫外線を通しにくい素材の服を着ることで、肌の露出を最小限に抑えることができます。
サングラスの着用
目から入った紫外線もメラニンの生成を促進します。UVカット機能付きのサングラスで目を保護しましょう。
外出時間の工夫
紫外線が最も強い10時〜14時の外出を避けることで、日焼けリスクを軽減できます。時間帯を意識した行動も有効です。
日焼け止めサプリの併用
飲むことで紫外線への耐性を高めるとされるサプリメント。外からのケアと組み合わせることで補助的な効果が期待できます。
日焼け対策にはインナーケアが大切

紫外線による肌ダメージや日焼け後のくすみ・乾燥、エイジングサインが気になる方には、注射や点滴によるインナーケアが効果的です。必要な栄養素を体内へ直接届けることで、肌の回復力やバリア機能を内側からサポート。外側からのケアでは防ぎきれないダメージに対して、即効性と持続性が期待できます。
特に、ビタミンCやグルタチオン、NMNなどの有効成分は、紫外線による酸化ストレスやメラニン生成の抑制に働きかけ、肌の透明感やハリ感を高めてくれます。日焼けを防ぎたい方はもちろん、うっかり日焼けしてしまった後のリカバリーにもおすすめの方法です。
日焼け前と後、どっちに受けるのが効果的?
結論から言えば、どちらも効果的です。ただし、目的によって“いつ受けるべきか”が変わります。
日焼け前(予防目的)
紫外線を浴びる前に点滴や注射を受けることで、肌の抗酸化力やバリア機能を高めておくことができます。特にビタミンCやグルタチオン(白玉点滴)は、紫外線によって発生する活性酸素を除去する働きがあり、シミや炎症などの肌ダメージを抑える予防ケアとして有効です。
日焼け後(リカバリー目的)
「うっかり日焼けしてしまった」「肌がヒリヒリする」「くすみが気になる」といったダメージを受けた肌の回復を助ける目的で点滴や注射を行います。紫外線で失われた抗酸化物質を補い、炎症を抑えたり、メラニンの過剰生成をブロックする働きが期待できます。早めにケアすることで、色素沈着やシミの予防にもつながります。

- 紫外線による肌トラブルを防ぎたい方には「事前の予防ケア」を、日焼けしてしまった方には「アフターケア」を。点滴・注射は、目的やタイミングに応じて選ぶことで、より高い効果が期待できます。

当院でできる治療方法
「美容=外側からのケア」という時代は終わりつつあります。体の内側から肌本来の力を高めることで、日焼けしにくい、透明感のある肌を育てる。それが、里村医院が提案する新しい“日焼け対策”です。
生活習慣や食生活の改善が難しい方も、まずは点滴や注射を取り入れたインナーケアで体質・肌質の改善を目指してみましょう。里村医院では、お一人おひとりのお悩みに合わせた最適な治療法をご案内しております。また、24時間WEB予約が可能ですので、隙間時間にいつでもご利用いただけます。

里村医院には国家資格を持つ管理栄養士が在籍しており、専門的な栄養相談・栄養指導を行っております。日々の食事で不足しがちな栄養素を的確に把握し、それをエイジングケア(注射や点滴)やサプリメントで補うことで、治療効果を最大限に高めます。長期的な視点で健やかな美肌を目指したい方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。
セルフケアにおすすめの基礎化粧品・サプリメント
里村医院では、お一人おひとりの症状・お悩みに合わせて適切な治療法をご案内いたします。
受診前にご予約いただくと待ち時間少なく診察できます。空いた時間や急な予定の前日などにぜひご活用ください。















