Hashimoto's thyroiditis
甲状腺機能低下症とは、甲状腺が十分なホルモンを作れなくなることで、全身の代謝が低下する病気です。
原因としてもっとも多いのが橋本病(慢性甲状腺炎)です。本来は外敵から体を守る免疫が、何らかの原因で誤って自分の甲状腺を攻撃し続けることで甲状腺が慢性的に炎症を起こし、ホルモンの産生が低下します。
橋本病は中年以降の女性に多く見られますが、年齢や性別を問わず発症します。自覚症状が出にくいため、健診や他の疾患の検査中に偶然発見されるケースも少なくありません。

甲状腺機能低下症
主な症状甲状腺ホルモンは全身の代謝を調節しているため、不足すると体のあらゆる機能がゆっくりになります。症状は徐々に現れることが多く、「歳のせい」「疲れのせい」と見過ごされやすいのが特徴です。
これらの症状はうつ病・更年期障害・貧血などと似ているため、甲状腺の検査を受けるまで原因が特定されないことがよくあります。
甲状腺機能低下症の
検査方法診断には、主に血液検査と超音波検査を行います。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)と遊離サイロキシン(FT4)の値を測定します。
潜在性の段階でも治療が必要かどうかは、症状・年齢・妊娠の希望などを考慮して判断します。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症の治療不足している甲状腺ホルモン(T4)を薬で補います。レボチロキシン(商品名:チラーヂンS)という飲み薬を毎日服用します。体内に入ったT4は各組織でT3(より活性の高いホルモン)に変換されて効果を発揮します。
適切な量を継続して服用することで、多くの方は症状が改善し、通常の生活を送れるようになります。
甲状腺機能低下症を
放置するとどうなる?症状が徐々にしか現れないため「まあ大丈夫だろう」と適切なホルモンの補充を行わないまま放置すると、長期間にわたる甲状腺ホルモン不足は全身に影響を及ぼします。
出典:一般社団法人 日本内分泌外科学会 甲状腺腫瘍診療ガイドライン2024より
https://jaes.umin.jp/info/guidelines_guideline2024.html
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当院では血液検査・超音波検査を行い、甲状腺機能低下症・橋本病の診断を行うことができます。
治療に関しても可能ですが、状態が不安定だったり、より精密な検査(細胞診など)が
必要と判断した場合は近隣の専門医療機関にご紹介させていただきますので安心して受診してください。

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