FreeStyle Libre
血糖値を測るたびに指先へ針を刺す。痛みや手間が積み重なって、測定がだんだん億劫になってくる。 そんな経験をお持ちの方は少なくありません。FreeStyleリブレ2(フリースタイルリブレ2)は、そうした患者さんの負担を大きく減らすために生まれた、新しいタイプの血糖測定機器です。500円玉ほどの小さなセンサーを二の腕に装着するだけで、指先への採血をすることなく、24時間自動で血糖の変化を記録し続けます。
記録されたデータはBluetoothを通じてスマートフォンに送信され、専用アプリでいつでも確認できます。世界70カ国以上、700万人以上の方がすでに使用(※)しており、里村医院でも2024年より取り扱いを開始しました。

Abbottが公表している2026年6月時点の利用者数

24時間血糖値を自動記録
新しい血糖測定方法
これまでの血糖測定は、1日に数回、指先から採血して確認する方法が主流でした。この方法では、測定したその瞬間の数値はわかりますが、食後に血糖がどこまで上がったか、夜中に低血糖が起きていないか、運動の前後でどう変わったか、といった血糖の流れを把握することができませんでした。
フリースタイルリブレ2は、1分ごとに血糖値を自動で計測し、スマートフォンのアプリにグラフとして表示します。血糖の変化が線として見えることで、これまで見えていなかった自分の体の状態を知ることができます。
センサーは皮膚の下にある間質液というものを測定しています。間質液とは、細胞と細胞のあいだに存在する液体のことで、血液中のブドウ糖が移行してきたものを含んでいます。この間質液のグルコース濃度は血液中の血糖値とほぼ同じであるため、日常的な血糖管理に十分活用することができます。ただし、病院での採血検査とは測定方法が異なるため、検査の代わりにはなりません。採血検査と組み合わせてご使用ください。
24時間血糖値を自動記録
指先採血との違い・メリット| 項目 | 従来の自己血糖測定(SMBG) | フリースタイルリブレ2(CGM) |
|---|---|---|
| 測定方法 | 指先に針を刺して採血 | センサー装着のみ(採血不要) |
| 測定頻度 | 1日1〜4回程度 | 1分ごとに自動計測(24時間) |
| わかること | その瞬間の血糖値 | 血糖の流れ・変動パターン |
| 夜間・睡眠中 | 測定できない | 自動で記録される |
| 食後の血糖スパイク | 見逃しやすい | リアルタイムで把握できる |
測定のたびに針を刺す必要がなくなるだけでも、毎日の生活がずいぶんと楽になったとおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。
フリースタイルリブレ2
正しい使い方と測定のコツセンサーの装着は院内で医師が行います。専用の器具を使って装着するため、患者さんご自身で針を刺すような操作は一切不要です。装着時は音がしますが、痛みはほとんど感じないという方がほとんどです。
装着後、専用アプリで有効化してから約60分後に測定がスタートします。装着直後からすぐに使えるわけではないため、余裕をもってご来院いただくことをおすすめします。
スマートフォンに専用アプリ「FreeStyleリブレLink」を事前にダウンロードしておいていただきます。アプリの設定や使い方については、院内で医師・スタッフが丁寧にご説明しますので、機械の操作が苦手な方もご安心ください。
里村医院では院内システム(リプレ View)との連携を行っています。センサーから自動送信されたデータは、受診時に医師が確認できるようになっています。患者さんご自身でデータを送る操作をしていただく必要はありません。
データを活かす
食事・運動・薬の最適化フリースタイルリブレ2の本当の価値は、数値を見るだけでなく、日常の生活を改善するために活用することにあります。

毎日同じ時間帯に血糖が上がっている、白米より麺類のほうが血糖スパイクが大きいなど、食品や食べ方による血糖への影響が具体的にわかります。何を食べると血糖が上がりやすいかがわかれば、食事の選択も自然と変わってきます。

夕方の散歩の後は血糖が安定しやすい、激しい運動のあとに低血糖が起きやすいなど、運動の種類・タイミング・強度が血糖にどう影響するかを確認できます。無理なく続けられる運動習慣を見つけるヒントにもなります。

アプリでは低血糖・高血糖のアラートを設定することもでき、食事や運動のメモを記録する機能もあります。自分のペースで、無理なく血糖管理を続けていただけます。
フリースタイルリブレ2
導入について| インスリン治療中の方(保険適用) | 3,750円/月(3割負担の場合) |
|---|---|
| インスリン治療を行っていない方(自費) | 8,000円(税込)/センサー1枚(14日分) |

フリースタイルリブレ2は、装着して終わりではありません。日々集まるデータを読み解き、食事・運動・治療の改善につなげてはじめて、その本来の価値を発揮します。
里村医院では、糖尿病専門外来においてリブレのデータを医師が継続的に確認・分析しながら、お一人おひとりの生活スタイルや治療状況に合わせたアドバイスを行っています。センサーの設定から日常の使い方、データの読み方まで、スタッフも丁寧にサポートいたします。
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