Eat and lose weight
食べているのに痩せる?
それは糖尿病のサインかも以下の項目に1つでも当てはまる場合、それは生理的な渇きではなく、高血糖によるSOSである可能性が高いです。
通常、食べた量はエネルギーとなり、余った分は脂肪として蓄えられます。しかし、糖尿病が進行してインスリンの働きがなくなると、食事から摂った栄養(糖)を細胞の中に取り込むことができなくなります。血液の中に栄養は溢れているのに、身体の細胞一つひとつは栄養失調で「お腹が空いた!」と悲鳴を上げている状態です。
エネルギーが入ってこない緊急事態を生き延びるため、身体は自らの脂肪や筋肉を無理やり分解してエネルギーを作り出し始めます。つまり、食べているのに痩せるというのは、健康的に脂肪が燃焼しているのではなく、自分の身体の組織が崩壊して溶け出している(身を削っている)危険な状態なのです。
特に、激しい喉の渇きや尿の量が多いといった症状も同時にある場合は、インスリンがほぼ効いていない危険なサインです。様子を見ずに、すぐに受診してください。

糖尿病のよくある症状
食べているのに痩せる原因しっかり食べているのに体重が減る不思議な現象の裏には、インスリンというホルモンが深く関わっています。そのメカニズムは、以下の3つの段階で説明できます。

糖尿病でこのインスリンが出なくなったり、効きが悪くなったりすると、どれだけ食べても栄養が細胞の中に入れません。血液の中は栄養で溢れているのに、細胞は飢餓状態(ガス欠)という矛盾した状態に陥ります。

細胞がエネルギー不足になると、脳は緊急事態と指令を出します。食事からの栄養が使えず、貯蔵していた脂肪や筋肉を分解して、無理やりエネルギーを作り出し始めるため、脂肪が燃焼しているからではなく、生きるために自分の体を削って燃料にしているからです。

行き場を失って血液中に溢れた大量のブドウ糖は、腎臓で処理しきれなくなり、最終的に尿として体外へ排出されます。尿に糖が出るということは、本来エネルギーになるはずだったカロリーをそのままドブに捨てているのと同じことです。
糖尿病による体重減少は、ダイエット成功ではありません。「栄養を取り込めない」「貯金を切り崩す」「カロリーを捨てる」という三重苦によって、体が内側から崩壊している危険なサインです。痩せてラッキーではなく、インスリンが限界を迎えていると捉え、直ちに治療を開始する必要があります。
糖尿病の初期サイン
放置すると起こる危険この体重減少を「痩せてよかった」と放置するのは、命に関わるほど危険です。細胞がブドウ糖を利用できない状態を放置すると、インスリン不足はさらに加速し、体は生きるために猛スピードで脂肪を分解し続けます。
その結果、脱水や疲労感が限界まで達し、糖尿病性ケトアシドーシスという非常に危険な状態を引き起こすリスクがあります。
脂肪を無理やり分解してエネルギーに変える際、ケトン体という強い酸性の物質(燃えカスのようなもの)が大量に発生します。このケトン体が血液中に溢れ、本来は中性であるはずの血液が酸性に傾いてしまう状態を、糖尿病性ケトアシドーシスと呼びます。
これは急激に進行する糖尿病の急性合併症で、以下のような経過をたどります。
特に急激に痩せたことに加え、ペットボトルを何本も飲むような喉が異常に渇く症状が揃っている場合は要注意です。これはケトアシドーシスの一歩手前、あるいはすでに発症しかけている可能性が高く、一刻を争うサインです。様子を見ず、すぐに医療機関を受診してください。
糖尿病の初期サイン
ダイエットとの違いとは?糖尿病による痩せ方は、計画的なダイエットによる体重減少とは明確な違いがあります。
健康的なダイエットでは、余分な脂肪が落ちることで体が軽く、動きやすくなります。一方で、糖尿病による急激な痩せは、インスリン不足により筋肉まで分解されてしまうのが特徴です。そのため、体重は減っても体は鉛のように重く、脱力感やスタミナ切れを強く感じるようになります。
喉が渇く症状が出た時の
受診のタイミングと検査内容食べているのに痩せるかつ喉が渇く症状が揃っている場合は、インスリンが枯渇している緊急事態(ケトアシドーシス)の一歩手前です。今すぐに医療機関を受診してください。
受診の際は、単に痩せたと伝えるだけでなく、以下の検査を行い、インスリンがどれくらい残っているか、他の病気ではないかを正確に把握する必要があります。
数値に表れない生活の変化から、いつから何キロ減ったか、食欲はあるか、口渇・多尿の有無などを問診し、病気のタイプを絞り込みます。
血糖値が高いかどうかに加え、なぜ痩せてしまったのかという原因を詳しく調べます。
採血結果が出るよりも早く、その場ですぐに体の危険度を判定できる検査です。
急激な体重減少の原因として、まれにすい臓がんなどが隠れており、それが引き金となって糖尿病が急激に悪化している場合があります。そのため、必要に応じて腹部超音波(エコー)検査などを行い、すい臓に腫瘍がないかを確認することも専門医の重要な役割です。
痩せたから食べて戻すは逆効果
適切な栄養管理と治療の重要性食べているのに体重が落ちる状態の方が最も避けるべきなのは、むやみに食事量を増やして太ろうとすることや、自己判断で糖質制限を始めることです。インスリンが不足している状態で食事量だけを増やすと、高血糖が進み、脱水と体重減少がさらに悪化します。反対に極端な糖質制限も、体内でケトン体が増えすぎて危険な場合があります。
必要なのは食事の工夫よりも、医療によるインスリン補充や血糖を下げる治療です。血糖が安定すると、筋肉や脂肪の異常な分解が抑えられ、体重もゆっくり戻ります。食事や運動の調整も改善に役立ちますが、専門家の指導が欠かせません。早めに専門の医療機関で相談してください。
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里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。
予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。
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