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夜中に尿意をもよおす

Nocturia

最近、夜中にトイレで目が覚めるようになった。年齢のせいかトイレが近い。

そう感じていても、痛みや強い不快感がない場合、多くの方は加齢によるもの、あるいは寝る前の水分の摂りすぎが原因だと考えてしまいがちです。しかし、その頻尿は身体の中で静かに進んでいる糖尿病のサインである可能性があります。

日本泌尿器科学会の定義では、就寝中に排尿のために一度でも起きなければならない状態を夜間頻尿としています。特に、夜間に二回以上起きる状態が続く場合や、日中も含めてトイレの回数が極端に増えている場合は、単なる加齢ではなく、体の代謝が乱れている可能性があります。

夜中に尿意をもよおす

糖尿病のよくある症状

糖尿病と夜間頻尿の関係

血糖値が高いとなぜトイレが近くなるのでしょうか。

糖尿病は喉が渇く病気というイメージが広くありますが、実際には逆で、体が糖を排出しようとして大量の尿を作り、その結果として水分が失われ、喉が渇くという流れが起きています。一般的な水分の摂りすぎによる頻尿とは、この仕組みが大きく異なります。

一般的な頻尿水をたくさん飲むことで、余った水分を排出するために尿が増える、水分の摂取による健康な反応です。
糖尿病の頻尿血糖値が高い状態が続き、体が糖を外に出すために強い力で尿を作り続けることで、体の水分が必要以上に失われます。その結果として脱水が進み、強い喉の渇きが起き、さらに水分を飲みたくなります。

夜間頻尿を訴える方の中には、血液をさらさらにする目的で寝る前に意識して水分を多く摂る方がいます。しかし、糖尿病が原因の場合は、自分で調整できる範囲を超えています。高血糖によって体の水分が強制的に尿として排出されてしまい、体が乾いた状態になり、水を飲まずにはいられなくなるためです。

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もし、水分を控えてもトイレが近い、喉の渇きが強く、冷たい水を大量に飲みたくなるといった症状がある場合は、糖尿病の初期にみられる多飲と多尿の可能性が高く、注意が必要です。

糖尿病のよくある症状

尿が増えるメカニズムとは?

血液の中に糖が多くなると、腎臓がその糖を外に出そうと働きます。しかし、腎臓には処理できる上限があります。血糖値が160〜180mg/dLほどを超えると、腎臓の処理能力が限界に達し、こしきれなかった糖が尿の中に漏れ出すようになります。この血糖値の境界は腎性閾値と呼ばれています。

糖が尿に混じると、糖を体外に出すために多くの水分が必要になります。そのため、体内の水が大量に使われて尿が増え、結果として喉が渇き、さらに水を飲むという流れが起こります。

日本腎臓学会などの基準では、成人の1日の尿量が3リットル、つまり3,000mLを超える場合は病的な多尿とされています。糖尿病が進むと、この量を簡単に上回ってしまうことが少なくありません。

定期的な検査で状態を把握しましょう

このように、尿の量が増える背景には、単純な水分の摂りすぎではなく、体が糖を外に出そうと必死に調整している状態があります。

糖尿病のよくある症状

前立腺や加齢による頻尿との違い

前立腺や加齢による頻尿と、糖尿病による頻尿は、同じようにトイレの回数が増える症状でも、起こる背景がまったく異なります。感じ方の特徴も違うため、どちらが原因かを判断するためには検査が必要です。

前立腺や加齢による場合

  • 尿の勢いが弱い
  • 排尿の始まりに時間がかかる
  • 排尿中に中断されやすい
  • 出終わるまで時間がかかる
  • 残尿感がある
  • 夜間に少量の尿で何度も起きる

前立腺肥大症は中高年男性に多く、加齢による膀胱の働きの低下でも同じ傾向がみられます。

糖尿病による頻尿

  • 尿の勢いは保たれている
  • 1回の尿量が明らかに多い
  • 昼も夜も水分をよく飲くようになる
  • 口の渇きが強い
  • 夜中の排尿は毎回しっかり量が出る

糖尿病による夜間頻尿は量が明らかに増えるのが特徴です。どちらも放置すると生活の質を大きく落とすため、早めの検査が安心につながります。

糖尿病のよくある症状

受診の目安と検査

受診の目安となる症状

以下の項目が1週間以上続く場合は、単なる体調不良ではなく糖尿病の可能性が高まっているため、一度受診をおすすめします。

  • 夜間に2回以上トイレに起きる日が続いている
  • いくら水を飲んでも喉の渇きが癒えない
  • 尿が泡立ち、流しても泡が残る
  • 食べているのに体重が急激に減った

主な検査

当院では、これらの症状が糖尿病によるものかどうかを判断するため、主に以下の検査を行います。

血液検査現在の血糖値に加え、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という項目を測定します。これは過去1〜2か月の血糖の平均状態を示す数値で、診断において非常に重要です。
尿検査尿の中に糖が漏れ出ていないか(尿糖)、腎臓に負担がかかっていないか(尿タンパク)などを確認し、早期発見に役立てます。

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早期に数値を把握することで、不安な時間を減らし、速やかに適切な治療や生活改善をスタートできます。

糖尿病のよくある症状

放置すると起こりやすい合併症

夜間頻尿を加齢によるものと放置することは、極めて危険です。その背後にある高血糖状態を容認することになります。特に以下の合併症は、命に関わる危険や、将来的な生活の質を著しく下げるリスクがあります。

脳梗塞・心筋梗塞

最も警戒すべきは夜間の脱水です。寝ている間に大量の尿が作られることで、身体は急速に水分不足になります。水分を失った血液は濃縮されて粘り気が増し(ドロドロになり)、血栓ができやすくなります。脳卒中や心発作が明け方や早朝に多いのは、この夜間脱水が大きく関与しています。

糖尿病性腎症

多尿は、腎臓に過剰な負担をかけ続けている証拠です。大量の尿を作らされているため、腎臓が休みなく働いている過労状態と言えます。これを放置すれば、腎臓のろ過機能が徐々に壊れ、糖尿病性腎症が進行し、最終的には人工透析が必要になる恐れがあります。

糖尿病性神経障害
(神経因性膀胱)

高血糖は全身の神経を傷つけます。膀胱をコントロールする神経が麻痺すると、尿が溜まっても分からない(溢れ出る)あるいは尿を出そうとしても出しきれない(残尿)という状態になり、排尿のトラブルがさらに悪化します。

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たかがトイレの回数と思わず、身体が発しているSOSだと捉え、早めに専門医にご相談ください。

さいたま大宮糖尿病相談室

里村医院の糖尿病診療体制

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    フォロー
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    一貫対応

里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。

予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

里村医院の糖尿病診療体制

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。

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