overview
放っておくと危険です
糖尿病はどんな病気?人の体は、食事で摂った糖質をエネルギーとして使うためにインスリンというホルモンを必要とします。このインスリンの作用が不足したり、うまく働かなくなることで、糖が細胞に取り込まれず血液中に残ってしまい、高血糖の状態が続きます。
厚生労働省の令和元年国民健康・栄養調査によると、日本国内で糖尿病が強く疑われる人は約1,000万人、糖尿病の可能性を否定できない人も含めると約2,000万人にのぼります(※1)。これは、成人のおよそ5人に1人が糖尿病またはその予備群にあたる計算です。

糖尿病は、単に血糖が高いだけでなく、
といった全身に影響する慢性疾患のため、糖尿病の治療は“血糖値を下げる”だけではなく、“合併症を防ぎ、健康寿命を延ばす”ことが目的になります。
1 厚生労働省 平成30年「国民健康・栄養調査」の結果より
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08789.html
糖尿病になぜなるの?
糖尿病が起こる原因食事で摂取した糖質(ブドウ糖)は、小腸で吸収されて血液中に入ります。通常であれば、膵臓のβ(ベータ)細胞から分泌されるインスリンがそのブドウ糖を全身の細胞に取り込み、エネルギーとして利用します。このブドウ糖とインスリンのバランスが保たれることで、血糖値は一定に保たれています。
しかし糖尿病では、このインスリンの作用がうまく働かず、細胞がブドウ糖を取り込めなくなるため、血糖が血液中に溜まり続ける状態になります。その結果、高血糖が慢性化し、全身の血管・神経・臓器に悪影響を及ぼすようになります。
もう一つの要因がインスリン抵抗性です。これは、インスリンは分泌されていても、筋肉・肝臓・脂肪組織などの細胞がインスリンの指令に反応しにくくなる状態を指します。その結果、ブドウ糖が細胞内に取り込まれず、血糖が上昇したままになります。このインスリン抵抗性の背景には以下のような因子が関係しています。
糖尿病は遺伝と生活習慣のどちらか一方ではなく、両者が影響し合って発症する病気です。だからこそ、日常の中でできる予防・管理が非常に重要です。
自覚症状が少ない
サイレント・キラーについて糖尿病の最も恐ろしい点は、初期の段階では自覚症状がほとんど現れないということです。血糖が高い状態が続いても、痛みや発熱のような“警告サイン”がなく、本人が気づかないうちに進行していきます。
そのため糖尿病は、“サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)” とも呼ばれています。自覚がないまま数年単位で進行し、気づいたときにはすでに合併症が始まっていることも珍しくありません。
血糖値が多少高くても、体は一時的にそれを補う働きをします。そのため、初期のうちは身体が“慣れてしまう”ために不調を感じにくくなります。また、神経障害が起こることで感覚が鈍くなり、異変に気づきにくくなることもあります。
糖尿病初期によくみられる軽度の症状には以下のようなものがあります。
こうしたサインは、生活の忙しさや年齢のせいと誤解されやすく、放置されがちです。糖尿病の怖さは、“症状が出るころにはすでに合併症が進んでいる”ことです。高血糖状態が長く続くと、体中の毛細血管が傷つき、全身に障害をもたらします。
糖尿病の合併症には、細い血管が傷つく三大合併症と、太い血管が障害される大血管障害があります。いずれも症状が出た時点で病状は中等度以上に進行しているケースが多いのが特徴です。
これらの合併症は、一度進行してしまうと完全に元に戻すことは困難です。だからこそ、早期発見・早期治療が最も重要なのです。
自覚症状が少ないからこそ
早期発見・早期治療の重要性糖尿病は、自覚症状がほとんどないまま進行する病気です。そのため、定期的な血液検査や健康診断で早期に異常を見つけることが何より重要です。糖尿病は早く見つけて、早く対処すればコントロールできる病気です。特に以下に当てはまる方は、発症リスクが高く、年1回以上の検査が推奨されています。
血液検査で血糖値やHbA1c(過去1〜2か月の平均血糖)の異常を指摘された場合は、その段階で専門医に相談することが重症化を防ぐ第一歩です。
治療を始めた後も、「薬に頼るだけ」ではなく、食事・運動・生活リズムの改善を組み合わせることが大切です。体重・血圧・脂質のバランスを整えることで、合併症の予防だけでなく、健康寿命の延伸にもつながります。
糖尿病の治療は「病気を抑えること」ではなく、よりよく生きるための自己管理を支えるものです。そのためにも、定期的な検査と専門医による継続的なフォローアップを心がけましょう。
さいたま大宮糖尿病相談室
里村医院の糖尿病診療体制予約優先制で
待ち時間を
最小限に
最短翌日に
結果が出る
検査体制
管理栄養士
による
栄養相談
合併症
フォローまで
一貫対応
里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。
予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。
ネット予約なら24時間かんたん受付