treatment
さいたま大宮糖尿病相談室
糖尿病の治療方法糖尿病治療は大きく分けて食事療法・運動療法・薬物療法の3本柱です。どの方もまずは食事と運動が土台。そのうえで、必要に応じて薬物療法を組み合わせ、合併症を予防しながら血糖コントロールを続けます。


体重や活動量に合わせて適正エネルギーを設定し、栄養バランスと“食べ方”を整える。

中等度以上の有酸素運動150分/週+筋力トレーニング週2–3回を目標に、無理なく継続。 座りっぱなし時間を減らす工夫も大切。

食事・運動を数カ月行っても不十分な場合や、重症度によって経口薬/GLP-1受容体作動薬/インスリンなどを個別に選択。
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食事療法まず身長・体格・日々の活動量から適正エネルギー(1日のだいたいの摂取カロリー)を決めます。
たとえば、デスクワーク中心の40代男性なら1,600〜2,000kcalあたりから始め、2〜4週間の体重推移と食事記録を見ながら微調整していきます。ここで大切なのは、急に減らしすぎないこと。急激な制限は反動を招き続きません。

糖質・たんぱく質・脂質のバランス(PFCバランス)を大枠で整えると、血糖の乱高下が穏やかになります。目安は以下のイメージです。難しく考えず、主食・主菜・副菜を毎食そろえることが、最も強い血糖コントロールの土台になります。
PFCバランスは、1日にとるエネルギー(カロリー)を、P = Protein(たんぱく質)/F = Fat(脂質)/C = Carbohydrate(炭水化物)の割合で設計する考え方です。血糖の上下・満腹感・体重管理に直結する食事設計の骨組みとなります。
体格・活動量・病状で変わりますが、一般的な目安としては次のように使われます。
例:減量中なら脂質をやや控えめ(20–25%)に/筋力維持を重視する日はたんぱく質をやや高め(〜20%)に、など。腎機能に配慮が必要な方はたんぱく質量を個別に調整します。
最初に野菜、次に主菜・たんぱく質、最後に主食の順でいただきましょう。よく噛み、食事時間は10〜15分以上を目安にゆっくりと。これだけでも血糖スパイクは抑えやすくなります。
POINT1
外食・コンビニの選び方
副菜+たんぱく質を先に確保してから、主食は小さめにしましょう。定食ではごはん少なめ+小鉢を追加するとバランスが整います。丼ものは小サイズを選び、汁物と野菜を一品添えると安心です。POINT2
飲み物・間食・お酒の選び方
飲み物は基本的に無糖を選びましょう。間食はナッツ小袋・チーズ・無糖ヨーグルトなど、たんぱく質/脂質寄りのものを少量にとどめるとよいです。お酒は量を控えめにし、つまみは刺身・冷奴・焼き鳥塩などを選ぶよう心がけましょう。POINT3
夜遅い日のリカバリー
帰宅が遅くなる日は、夕方にゆで卵・豆乳・味噌汁などのおかずを先に少し摂って暴食を防ぎましょう。夜は主食を少なめにし、翌朝はしっかり食べることで、夜は軽く・朝は手堅くというリズムを保てます。食後1〜2時間のあいだに血糖値が急に高く跳ね上がる現象を食後高血糖(血糖スパイク)といいます。自覚症状が乏しい一方で、繰り返すと血管の内側に負担をかけ、将来の動脈硬化や合併症のリスクを高めることが知られています。空腹時の数値は悪くないのに、食後だけ高いというタイプも少なくありません。
以下の状況では、同じ内容の食事でも食後の血糖が高く出やすくなります。
食べる順番を意識するだけでも、上がり方が穏やかになることが期待できます。同時にゆっくりよく噛む・主食は量と質を調整する・食後に少し体を動かすといった小さな工夫を積み重ねることで、血糖スパイクは抑えやすくなります。
野菜→主菜(たんぱく質)→主食の順で食べると、糖の吸収スピードがゆるやかになり、食後の血糖の山が低くなりやすいためです。しくみは主に次の3点です。
POINT1
食物繊維がクッションになるため
最初に野菜をとると、食物繊維が胃の内容物にとろみを与え、胃から腸への移動をゆっくりにします。その結果、主食に含まれる糖の吸収が急がず、血糖の上がり方がなだらかになります。食物繊維は腸内環境を整え、満腹感の維持にも役立ちます。POINT2
たんぱく質・脂質がスローダウンを助けるため
肉・魚・卵・大豆などの主菜に含まれるたんぱく質や適量の脂質は、胃排出をさらにゆっくりにします。また、食後に関わる消化管ホルモン(例:GLP-1 など)の働きが高まり、満足感が得られやすく、食べ過ぎの抑制につながります。POINT3
ゆっくり食べるリズムがつくため
野菜→主菜→主食の順にすると、自然と噛む回数が増え、食事のスピードが落ち着きます。結果として主食の量を適正に保ちやすくなり、血糖の急上昇を避けやすくなります。

独立行政法人農畜産業振興機構 野菜から食べる「食べる順番」の効果より
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/1305_wadai.html
ポイントは、何を食べるかだけでなく順番とスピードを整えることです。毎食すべて完璧でなくても、まず最初は野菜を習慣化してみましょう。
さいたま大宮糖尿病相談室
管理栄養士による食事指導の重要性医師が示す治療方針を、あなたの日常に無理なく落とし込むことが私たちの役割です。何を食べればいいか分かっているのに続かない、我慢しすぎて反動が来てしまうといった悩みは、根気不足ではなく、今の生活に計画がフィットしていないだけかもしれません。
お薬の力を最大限に活かしつつ、薬だけに頼りすぎない血糖コントロールを全力でサポートします。食生活を単なる制限にするのではなく、人生を豊かにするための技術として身につけていただけるよう、管理栄養士の視点から伴走します。

体格・検査値(HbA1c・脂質・腎機能など)と生活リズムを拝見し、適正エネルギーやPFCバランス、食べる順番、1日の配分までをオーダーメイドで組み立てます。数字で終わらせず、「明日からどうするか」まで具体化します。
やめるではなくどう置き換えるかをご提案します。外食・コンビニ・会食でも迷わないよう、プレート法/手ばかりや店別の選び方を一緒に決め、同じ献立のまま配分だけ変えるなど、家族と続けやすい工夫に落とし込みます。
低血糖リスク薬や腎機能・合併症に配慮し、安全な食事設計を細かく調整します。体重やHbA1cが停滞したら、飲み物→主食量→間食→調理油の順でミニチューニングを行い、“続ければ変わる”実感につなげます。
必要に応じて、食事写真やレシートを拝見しながら一緒に考えます。完璧を目指すのではなく、続けられる小さな一歩を積み重ねましょう。
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運動療法運動の役割は、単にカロリーを消費することだけではありません。体を動かすことでインスリンの効きを良くし、合併症のリスクを下げるための大切な治療のひとつです。毎日激しい運動をしなければと構える必要はありません。大切なのは、今のあなたの体力や生活リズムに合わせて、無理なく続けられる動かし方を見つけることです。
お薬や食事のケアとあわせて、よりスムーズな血糖コントロールを目指せるよう、具体的なプランをご提案します。


目標は週150分以上(中等度)。3日以上に分け、2日以上連続で休まないのが理想です。難しい時は週30〜100分から始め、徐々に増やしましょう。目安は「会話はできるが歌は難しい」程度の早歩きや室内での踏み台昇降など、取り入れやすい方法で十分です。

脚や背中などの大きな筋肉を中心に、無理のない範囲で行います。筋肉量が増えると血糖を取り込む力が上がり、日常の何気ない動きでも消費エネルギーが増えます。スクワットやプランクなど、器具を使わない方法から始めてみましょう。

長時間座り続けると代謝が落ち、食後血糖も上がりやすくなります。30〜60分ごとに一度立ち上がる、あるいは1〜2分歩くだけでも効果があります。デスクワークやオンライン会議の合間に、こまめに体を動かす工夫を積み重ねましょう。
里村医院では、検査結果とお仕事・ご家族の事情を踏まえ、「この順番・この強さから始めましょう」という具体的な提案を行います。
さいたま大宮糖尿病相談室から
無理なく続けるための生活改善アドバイス生活習慣の見直しは、意志の強さを試すものではありません。以下の項目を意識していきましょう。
ひとりで抱え込まず、支援を活用することも大切です。里村医院では、常勤の管理栄養士が食事内容を確認し、外食・コンビニ・会食が多い方でも実行できるアドバイスを行います。
運動についても、体力や持病に合わせて今日から始める具体的な手順をご提案します。完璧を目指すのではなく、小さく始めて、続けて、少しずつ良くする積み重ねが、薬に頼りすぎない血糖コントロールと合併症予防につながります。
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一貫対応
里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。
予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。
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