糖尿病の予防 | 北大宮駅徒歩6分の糖尿病専門外来 里村医院
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糖尿病の予防

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糖尿病の予防と聞くと、厳しい食事制限やつらい運動をイメージしていませんか?実は、予防の鍵は禁止することではなく、日々の行動を少し整えることにあります。

野菜から先に食べる、座りっぱなしを避ける、睡眠をしっかり取る。そんな見過ごしがちな小さな習慣の積み重ねこそが、血糖値をコントロールし、将来の大きな病気を防ぐ最強の盾となります。5年後、10年後の笑顔のために、あなたの体を守る新しい習慣をここから始めましょう。

糖尿病の予防とは

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食生活を見直す(バランスと食べ方)

予防のいちばんの近道は、我慢して食事を減らすことではなく、何を食べるかよりもどう食べるかを整えることです。血糖値は、胃に入ってくる食べ物の順番や組み合わせによって、上がり方が劇的に変わります。今日からできる具体的な工夫を取り入れてみましょう。

  • 食べる順番は野菜から先に食べる

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    食べる順番は野菜から先に食べる

    まず、野菜・きのこ・海藻類などの副菜から食べ始め、次に肉や魚などの主菜、最後にご飯やパンなどの主食を食べるようにしてください。最初に食物繊維を摂ることで、腸の壁にコーティング(食物繊維の網)が作られます。後から入ってくる糖質の吸収スピードが緩やかになり、食後の血糖値が急激に跳ね上がる血糖値スパイクを防ぐことができます。

  • 食事の構成は定食スタイルを意識する

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    食事の構成は定食スタイルを意識する

    おにぎりだけ、ラーメンだけ、といった単品食べは、糖質が一気に吸収されるため最も危険です。糖の吸収を抑えるたんぱく質(主菜)や食物繊維(副菜)が揃った定食スタイルを意識しましょう。コンビニで済ませる場合でも、おにぎり1個にゆで卵とサラダを追加するだけで、立派なバランス食に変わります。

  • 質と飲み物は精製されていないもの選ぶ

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    精製されていないもの選ぶ

    主食を選ぶ際、精製された白いもの(白米・食パン)よりも、茶色いもの(玄米・雑穀米・全粒粉パン)を選ぶと、食物繊維が増えて血糖値が上がりにくくなります。 また、液体に入っている砂糖(清涼飲料水や甘いカフェオレなど)は、固形物よりも吸収スピードが速く、血糖値を急上昇させます。普段の水分補給は、無糖の水やお茶に置き換えましょう。

  • 減量の目安は体重の5〜7%減

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    減量の目安は体重の5〜7%減

    肥満傾向にある方の場合、体重を少し落とすだけでも大きな予防効果があります。 目標は、現在の体重の「5〜7%」の減量です。例えば、現在80kgの方であれば、マイナス4〜6kgが目安となります。

    米国糖尿病予防プログラム(DPP)の研究では、糖尿病予備群の方が、食事と運動によって体重を7%減らすことを目標に生活改善を行った結果、何もしなかったグループと比較して、3年後の糖尿病発症リスクが58%も低下したことが報告されています。

いきなり標準体重を目指す必要はありません。まずは今の体重から5%、数キロ落とすことを目標に、ゆっくりと確実な減量を続けましょう。

米国糖尿病予防プログラム(DPP)研究グループ 報告「生活習慣の改善またはメトホルミンによる2型糖尿病発症率の低下」 The New England Journal of Medicine(2002年発表)より
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa012512

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適度な運動を習慣にする

運動は、ただカロリーを消費するためだけに行うものではありません。体を動かすと、血液中のブドウ糖が筋肉に直接取り込まれ、エネルギーとして消費されます。つまり、運動そのものが天然のインスリンのような役割を果たし、血糖値を下げてくれるのです。

無理なスポーツをする必要はありません。以下の3つのポイントを意識して、今の生活に動きをプラスしてみましょう。

適度な運動を習慣にする

【有酸素運動】週150分で血液中の糖を燃やす

ウォーキング、サイクリング、水泳など、全身を使って酸素を取り込む運動は、血液中の余分な糖や脂肪を効率よく燃焼させます。目安は息が少し弾むけれど、会話ができる程度の強さです。

頻度と時間週に合計150分(例:1日30分×5日)を目標にしましょう。

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まとまった時間が取れなくても大丈夫です。朝10分、昼10分、夜10分のように、1回10〜20分の運動を積み上げても同じ効果があることが分かっています。まずは通勤で一駅歩いたり、階段を使うことから始めてください。

【筋力トレーニング】筋肉を増やして糖の貯蔵庫を大きくする

有酸素運動に加えて、週2〜3回の筋力トレーニング(スクワット、腕立て伏せ、ダンベル体操など)を取り入れると、予防効果はさらに高まります。 なぜなら、人間の体の中でブドウ糖を一番多く消費してくれる場所(貯蔵庫)が筋肉だからです。

筋肉量が増えると、基礎代謝が上がるだけでなく、インスリンの効きが良くなり、何もしなくても血糖値が上がりにくい体質へと変化します。特に太ももや背中などの大きな筋肉を鍛えるのが効率的です。

【脱・座りっぱなし】30分に1回は立ち上がる

有意外と見落としがちなのが「座っている時間」の長さです。どんなに運動をしていても、長時間座りっぱなしでいると、足の筋肉の活動が停止し、代謝が落ちてしまいます。デスクワークやテレビを見ている時でも、30〜60分に1回は立ち上がり、数分間部屋の中を歩いたり、ストレッチをしたりしてください。こまめに筋肉のスイッチを入れるだけで、食後の血糖値の急上昇を抑えることができます。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人の健康づくりのため、強度が3METs(メッツ)以上の身体活動を毎日60分以上(1日約8,000歩以上に相当)行うことを推奨しています。また、今回新たに座りすぎ(座位行動)による健康リスクへの対策が盛り込まれ、座りっぱなしの時間を減らし、少しでも歩行またはそれと同等以上の身体活動を増やすことが重要とされています。

厚生労働省(2023)『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html

  • 運動を始める前の注意点

    糖尿病の合併症や他の病気がある場合、自己判断での運動は危険なことがあります。以下に当てはまる方は、運動を始める前に必ず医師にご相談ください。

    • 心臓病や整形外科的な疾患(膝や腰の痛み)がある方
    • 糖尿病の合併症(網膜症、腎症、神経障害)があると言われている方
    • 足に傷や変形、感覚の麻痺がある方
    • インスリンや、低血糖を起こす可能性のある薬(SU薬など)を使用している方

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安全に運動を行うための強さや時間、運動前後の補食の必要性について、糖尿病専門医と管理栄養士が個別にアドバイスいたします。

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睡眠・ストレス管理の重要性

食事も運動も頑張っているのに、なぜか数値が良くならない時は、睡眠不足やストレスが隠れた原因かもしれません。実は、これらは直接的に血糖値を左右する重要な要素であることが分かっています。

睡眠不足や慢性的なストレスを感じると、体は危機的状況だと判断し、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンを分泌します。
これらのホルモンには、戦うためのエネルギーを確保しようとして血糖値を上昇させる作用があります。さらに、インスリンの効き目(感受性)を悪くしてしまうため、同じ食事をしていても、ストレスがあるだけで血糖値は上がりやすくなってしまうのです。

また、睡眠不足は食欲を増進させるホルモン(グレリン)を増やし、甘いものや炭水化物を欲する原因にもなります。

睡眠・ストレス管理の重要性

体内時計を整え、インスリンを休ませる

質の良い睡眠は、自律神経を整え、日中に酷使したすい臓やインスリンの働きを回復させるために不可欠です。

  • 寝る前の習慣を変える
    就寝の2〜3時間前には飲食を済ませてください。胃の中に食べ物が残ったまま眠ると、睡眠中も血糖値が高い状態が続き、質の良い睡眠が得られません。
  • リズムを一定に
    起床・就寝時刻をできるだけ一定にします。休日の寝だめは体内時計を狂わせる元です。
  • 光を味方につける
    朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜自然と眠くなるリズムが作られます。
  • デジタル機器から離れる
    スマートフォンやパソコンのブルーライトは、脳を昼間だと勘違いさせ、睡眠ホルモン(メラトニン)を減らしてしまいます。就寝1時間前からは画面を見るのを控え、脳をお休みモードに切り替えましょう。

頑張らない時間をあえて作る

ストレスをゼロにすることはできませんが、溜め込まないように逃がすことは可能です。交感神経(興奮)から副交感神経(リラックス)へスイッチを切り替える時間を意識的に作りましょう。

  • 体を温める
    シャワーで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる。
  • 体を緩める
    軽いストレッチや深呼吸、瞑想(マインドフルネス)を取り入れ、緊張している筋肉をほぐす。
  • 情報のデトックス
    常にニュースやSNSなどの情報が入ってくる状態は、脳にとって大きなストレスです。意識的にスマホやテレビから離れ、1日5分でも何もしない贅沢な時間を持つことが、脳の休息になります。
  • 自然に触れる
    公園の木々や空を眺めるだけでも、ストレスホルモン(コルチゾール)が下がることが科学的に分かっています。遠出をしなくても、近所を散歩して風を感じたり、ベランダで植物を育てたりするだけで十分なリフレッシュになります。

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体重・食事・運動の内容が全く同じでも、睡眠とストレス対処を整えるだけで、体の反応(血糖値の下がりやすさ)が劇的に変わる方は少なくありません。最新の糖尿病診療ガイドラインでも、体重管理や運動療法と並んで、十分な睡眠やストレスケアの重要性が治療の柱として明記されています。寝ることも治療の一つと考え、心と体を休める時間を大切にしてください。

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定期的な健康診断と早期発見

予備群の段階なら、引き返せます。

糖尿病は、初期段階では痛みも痒みもなく、静かに進行する病気です。喉が渇く・トイレが近い・体がだるいといった自覚症状が出た時には、すでに病状がある程度進行してしまっていることがほとんどです。症状がない=健康ではありません。症状がないうちに異常を見つけ、早期に対処することだけが、糖尿病の発症を食い止め、あるいは完治に近い状態を維持できる唯一の道です。

糖尿病には、完全に発症する手前の糖尿病予備群(境界型)と呼ばれる段階があります。この段階で発見し、生活習慣を整えることができれば、本格的な糖尿病への移行を遅らせたり、正常な状態に戻したりできる可能性が非常に高くなります。健康診断や年1回の血液検査で、以下の数値に当てはまっていないか確認してください。

定期的な健康診断と早期発見

前糖尿病(予備群)の目安

HbA1c5.7〜6.4 %
空腹時血糖値100〜125 mg/dL
75gブドウ糖負荷試験2時間値140〜199 mg/dL

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当院では、健康診断で異常を指摘された方や、将来の不安がある方のために、迅速かつ精度の高い検査体制を整えています。主要な検査は院内で完結できる体制を用意しており、採血から短時間で結果をお伝えすることが可能です。専門医が、あなたの体質、現在服用している他のお薬、睡眠状況やストレスレベルなどの背景まで含めて総合的に評価し、あなたに最適な最初の一歩をアドバイスいたします。

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予防を習慣化していく

管理栄養士が食生活改善サポート

食事療法は根性論ではありません。管理栄養士が、検査値やお仕事・家族の事情を踏まえて、あなたの毎日に合う食べ方プランを提案します。

外食・コンビニの選び方、プレート法や“手ばかり”の使い方、夜遅い日のリカバリーまで、今日からできる最小単位に分解。体重やHbA1cが停滞すれば、飲み物→主食量→間食→調理油の順にミニ調整して、“続ければ変わる”を実感へ導きます。

予防を習慣化していく

予防の柱と目安まとめ

食事野菜→主菜→主食の順/甘い飲料は無糖へ置き換え/体重5〜7%減を中期目標に
運動有酸素150分/週+筋トレ週2〜3回/座りっぱなしを減らす
睡眠・ストレス就寝2〜3時間前の飲食を控える/起床・就寝時刻を整える/入浴・呼吸法など
健診・早期発見年1回の空腹時血糖・HbA1c/前糖尿病の基準を早めに把握

個々の体質・合併症・服薬により調整が必要です。

医師・看護師・管理栄養士が同じ目標を共有し、甲状腺など専門外は、連携する高度医療機関へ適切にご紹介しますのでご安心ください。

さいたま大宮糖尿病相談室

里村医院の糖尿病診療体制

  • 予約優先制
    待ち時間を
    最小限に

  • 最短翌日に
    結果が出る
    検査体制

  • 管理栄養士
    による
    栄養相談

  • 合併症
    フォロー
    まで
    一貫対応

里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。

予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

里村医院の糖尿病診療体制

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。

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