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糖尿病は血糖値が高くなる病気ですが、その背景には遺伝的な体質と生活習慣が複雑に関わっています。血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きが不足したり、体がインスリンを上手に使えなくなることで発症します。
一度発症すると自然には治らず、放置すれば合併症が進行していくため、原因を理解し早期に対策を取ることが大切です。

糖尿病の原因
遺伝的要因によるもの親が糖尿病だと、子供も必ず糖尿病になるわけではありませんが、なりやすい体質が受け継がれることは事実です。これは、生活習慣が似るからという理由だけではありません。医学的に言うと、親から受け継ぐのは病気そのものではなく、すい臓の強さ(インスリンを出す能力)や太りやすさといった体質です。
特に日本人は、欧米人に比べてもともとインスリンを分泌する能力が弱く、約半分程度のパワーしかないと言われています。そのため、遺伝的にインスリンが切れやすい体質を受け継いでいる場合、それほど太っていなくても、少しの過食や運動不足が引き金となって、容易に糖尿病を発症してしまうのです。 親戚に糖尿病が多かったり、痩せているのに血糖値が高い方は、まさにこの遺伝的要因が強く関わっています。
すい臓から分泌されるホルモンの一種で、血液中のブドウ糖(血糖)を細胞の中に取り込み、エネルギーに変えるための鍵のような役割をしています。 遺伝的要因とは、生まれつきインスリンの生産能力が低かったり、鍵穴が壊れやすかったりする体質のことを指します。インスリンが足りなければ、当然ながら血液中に糖が溢れてしまい、糖尿病となります。
通常の糖尿病とは異なり、単一の遺伝子異常によって引き起こされる特殊なタイプをMODY(若年発症成人型糖尿病)と呼びます。主に25歳以下の若年で発症し、肥満などの生活習慣に関係なく、親から子へ50%の確率で遺伝するという強い特徴があります。一般的な1型・2型糖尿病と間違われやすいですが、遺伝子検査を行うことで確定診断が可能であり、治療法も異なる場合があります。
遺伝的なリスクがあるということは、自分のすい臓の限界容量を知っているということです。リスクがある方こそ、定期的な検査でご自身の鍵の状態をチェックし、早期に対策を行うことで、発症を未然に防いだり、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。
糖尿病の原因
生活習慣によるもの2型糖尿病の多くは、生活習慣の乱れが引き金になります。特に以下のような習慣が続くと、血糖を下げるインスリンが効きにくくなり(インスリン抵抗性)、発症リスクが高まります。
これらの要因は少しずつ積み重なって発症するのが特徴です。食事の時間帯、内容、量、そして体を動かす習慣を整えることが、糖尿病の予防と改善に直結します。
糖尿病の原因
ストレスや加齢によるホルモン変化精神的なストレスや過労、睡眠不足などが続くと、体内でコルチゾール・アドレナリンといったホルモンが増えます。これらは血糖値を上げる作用があるため、長期的なストレスが糖尿病を悪化させる原因になります。
また、加齢によって筋肉量が減り、インスリンの効きが悪くなることも大きな要因です。特に中高年以降は、同じ生活をしていても若い頃より血糖が上がりやすくなります。以前より太りやすい・疲れが取れにくいと感じたら、代謝の変化が始まっているサインかもしれません。
副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレスに対抗し体を守る作用を持ちます。長期間分泌が続くと、血糖値上昇や脂肪蓄積を招き、糖尿病や肥満のリスクを高めます。
ストレスや緊張時に副腎髄質から分泌されるホルモンで、心拍数や血圧を上げ、血糖を上昇させます。短時間では必要な反応ですが、慢性的な分泌は代謝異常を引き起こします。
糖尿病の原因
肥満と内臓脂肪の関係乾糖尿病と最も深い関係があるのが内臓脂肪型肥満です。お腹まわりにつく脂肪は、見た目以上にインスリンの働きを妨げ、血糖値を上げやすくします。
内臓脂肪が増えると、脂肪細胞から炎症性サイトカインという物質が分泌され、これが全身の血管や筋肉に悪影響を与えます。その結果、インスリンが効きにくくなり、血糖が下がりにくい状態が続くのです。
免疫細胞などから分泌されるたんぱく質で、炎症を起こす信号を伝える物質です。内臓脂肪が増えると過剰に分泌され、インスリン抵抗性を高めて糖尿病や動脈硬化を悪化させます。
体重の減少がわずか3〜5%でも、血糖・血圧・脂質の改善が期待できます。少し痩せるだけでも、血糖が下がるというのは、科学的にも証明されています。
糖尿病の原因
自分の生活を振り返るポイント糖尿病は、生活の中のちょっとした習慣から静かに進行します。次のような項目に思い当たる場合は、予防や早期検査をおすすめします。
これらの要素は、単独では小さく見えても、重なることでリスクが大きくなります。少し気になる段階で生活を見直すことが、将来の健康を守る第一歩です。
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里村医院(さいたま大宮糖尿病相談室)では、日本糖尿病学会 糖尿病専門医が、一人ひとりの生活習慣や体質に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。
予防は治療に勝るという理念のもと、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、糖尿病とともに“健やかに生きる”ための診療を提供しています。 糖尿病は静かに進行しますが、早期に治療を始めれば合併症を防ぐことができる病気です。「少し気になるけれど大丈夫だろう」と思わず、気づいたその時点で検査を受けることが大切です。

「健康診断で異常を指摘された」「通院を迷っている」そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。里村医院では、専門医による診察と院内迅速検査により、早期の糖尿病発見と、生活習慣の改善サポートを行っています。スタッフ一同、丁寧な診察を心掛けておりますので、ぜひ当院へご来院ください。
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