ものを盗られた | 里村医院

ものを盗られた

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ものを盗られた

こんな症状みかけませんか?

  1. 財布がない
  2. お前が盗ったんだろう
  3. 警察につきだしてやる

このように言われるとご家族にはとてもショックな出来事です。
これは認知症の周辺症状の「妄想」と言われる症状で、その中でも最も多い「もの盗られ妄想」です。

どうして妄想が出るのでしょうか。

認知症者は記憶力が低下しているのを周囲に悟られたくありません。どこにしまったのかを忘れたことを周囲にばれないようにするために、「他人に盗られた」とすれば自分の記憶力低下を指摘されないという発想が働いていることが原因です。

「妄想」の医学的定義は「一貫してぶれない間違った考え」です。
つまり介護者が正しい事を説明しても、認知症者の中では、間違ったぶれない考えがあるので
他人に盗られたと思い込んでいる以上聞く耳を持ちません。

説明しても理解してくれないことを繰り返しているうちに介護者もだんだん口調がエスカレートして
口論になる。こういったことで介護疲労が蓄積していくものです。

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対応としては、ぶれない間違った考えを正そうとはせずに、命に関わるような重大な事でない限り介護者は「聞き流す」対応が正解です。「財布がない」「家族に盗られた」と言い始めても、「一緒に探しましょう」とか周囲にもの取られ妄想であることを事前に伝えておくなどの対応で問題が解決することも少なくありません。

高齢化社会と認知症との
将来的な向き合い方について

高齢化社会を生きる家族をサポート

里村医院では投薬による治療と並行して、「認知症者が起こす行動の裏側にある気持ち」
認知症を介護するご家族に伝えています。

投薬による治療を行っても残念ながら認知症は必ず進行していきます。
進行しても認知症を介護するご家族が認知症の気持ちを理解し寄り添うことができれば、
住み慣れた地域で認知症者は住み続けることができます。

そのような治療も認知症診療だと里村医院では考えています。認知症介護は一人では難しいものです。
一人で悩むのではなく、様々なサポートを受けて認知症者は地域で暮らしていけます。
里村医院では医療面での認知症サポートを行っています。

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