怒りっぽく、暴力的になる|認知症の易怒性について

怒りっぽく、暴力的になる

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怒りっぽく、暴力的になる

こんな症状みかけませんか?

  1. 今まで穏やかだった人が怒りっぽくなってきた
  2. 杖で家族に危害を加えたり大声で出して飲み薬を拒否する

などの症状があると家族はとても困ります。それは以前に穏やかであった人が変貌するほど
家族の気持ちの落胆は大きいと思います。対応としては怒りっぽい理由を理解すれば、
家族の気持ちもグッと楽になることがあります。

アルツハイマー型認知症の場合

アルツハイマー型認知症の周辺症状の一つに易怒性というものがあります。この原因として認知機能の低下を隠そうとする「自己防衛反応」があります。

アルツハイマー型認知症は徐々にもの忘れが進んでいることをうすうす感じています。ですがそれを悟られないように必死で生きています。そんな時に間違ったことを指摘されるとそれを怒ってごまかそうとする発想が働きます。

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対応としては、本人のプライドを傷つけないようにすることが大事です。間違った行動をしてもそれを周囲は指摘せずに見守る対応を行うことが大事です。

行動障害型前頭側頭型認知症の場合

前頭葉は理性を司る機能があります。人に暴力をふるってはいけない、他人のものを盗んではいけないなどは人間が持つ理性が働いているからです。

ですが、行動障害型前頭側頭型認知症になると前頭葉が萎縮してきます。そうすると理性を保つことが難しくなり人に暴力をふるうことが悪いことだと認識できなくなり手をあげたり、スーパーで万引きをしても悪びれることなくいるなどの社会行動から逸脱した症状をとることになります。

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対応として、よく行くスーパーに事前に病気のことを伝えておき、事前に現金を渡しておくなどの対応を取ることで日常生活を送ることができるようになります。

高齢化社会と認知症との
将来的な向き合い方について

高齢化社会を生きる家族をサポート

里村医院では投薬による治療と並行して、「認知症者が起こす行動の裏側にある理由」
認知症を介護するご家族に伝えています。

投薬による治療を行っても残念ながら認知症は必ず進行していきます。
進行しても認知症を介護するご家族が認知症の気持ちを理解し寄り添うことができれば、
住み慣れた地域で認知症者は住み続けることができます。

そのような治療も認知症診療だと里村医院では考えています。認知症介護は一人では難しいものです。
一人で悩むのではなく、様々なサポートを受けて認知症者は地域で暮らしていけます。
里村医院では医療面での認知症サポートを行っています。

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