便を食べてしまう
symptom07
こんな症状みかけませんか?
- 自分でした大便を食べた
- 手に便をこすった跡がある
などの症状を認めたらかなり家族はショックを受けると思います。
これは
どうして便を食べてしまうのか
ではどうして「便を食べる」という行為をするのでしょうか。その原因として、「便をトイレで出来ずに漏らしてしまったことを恥ずかしい」という人なら誰しもが持っている当たり前の感覚によるものです。
排便をする際に、トイレに行ってズボンをおろし便座に座り排便をしてトイレットペーパーでおしりを拭き、流してズボンを履くという一連の行動が理解できなくなります(中核症状の理解・判断力の障害)。 またはトイレの位置が分からずにトイレを探しているうちに間に合わないから失敗をしたかもしれません(中核症状の場所の見当識障害)。
そういった認知症の症状が絡まり失敗するも、はずかしいという感情は残っているので、失敗したことを「隠そう」とする発想にいたり「食べてしまえばばれない」という発想に繋がり便を食べる行為に繋がります。
- そういった認知症の症状が絡まり失敗するも、はずかしいという感情は残っているので、失敗したことを「隠そう」とする発想にいたり「食べてしまえばばれない」という発想に繋がり便を食べる行為に繋がります。
対応としてトイレの場所を分かりやすく張り紙をしていたり、トイレのドアを開けておく、着脱しやすい洋服を用意するなどがあります。
高齢化社会と認知症との
将来的な向き合い方について
里村医院では投薬による治療と並行して、「認知症者が起こす行動の裏側にある気持ち」も
認知症を介護するご家族に伝えています。
投薬による治療を行っても残念ながら認知症は必ず進行していきます。
進行しても認知症を介護するご家族が認知症の気持ちを理解し寄り添うことができれば、
住み慣れた地域で認知症者は住み続けることができます。
そのような治療も認知症診療だと里村医院では考えています。認知症介護は一人では難しいものです。
一人で悩むのではなく、様々なサポートを受けて認知症者は地域で暮らしていけます。
里村医院では医療面での認知症サポートを行っています。
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